草　笛

 そういえば、元日のことです。
お正月なのに私は何故か六年生の身体測定風景を妄想しておりました（４５巻参照）。
留三郎＆文次郎は小さい頃から背丈がトントンだったけれども、睡眠時間のせいで高学年になってから若干留三郎がリードするが、医務室で勝ち誇る留三郎に文次郎が鍛錬が足らんとかヘタレとか言って即表出ろな展開になればいい。
仙蔵と伊作は大体いつも同じで、「今年もあいこだね」ってニコニコしていればいい。
長次か小平太が、一年の頃は一番小さかったのに高学年になって急成長したとかもいいと思う。
伊作あたりに成長痛を心配されればいい。
でも長次あたりは痛いことに慣れていそうだから「大丈夫だよ」ってもそもそ呟いたりするんだ。ああ…。
コーちゃんを始めて追い越せたときは嬉しかったろうなあ伊作…。
などなどなど。
いたたまれないほどありきたりですね。
最大の燃えポイントは実は「あいこ」の辺りです。
六年生が仲良しだと私も嬉しい。
そんな自分が恥ずかしくてたまりません。