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2025年07月01日
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そんな余裕も時間もないけれど

2009年05月09日
ついでに力量もないけれど。
現パロ書いてみたいです。
オールギャグで現パロ書いてみたいです。
現パロの新しい可能性に挑戦したい・・・・うずうず。
こんなかんじのやつ。

落ちる瞬間の浮遊感は、半ば癖になりかけていた。
受身を取る暇もなく、湿った土に叩きつけられる衝撃さえなければ、これもそう悪くはないのだがと伊作は慣れきった頭で考える。
調度左足首の捻挫が癖になりかけているところに、これは厄介だ。
しかし、そこまで思い巡らして、伊作はふと奇妙さに気付いた。
落とし紙を抱えて、校庭を走っていたところ、不意に足元が崩れた。
そこまでは確かだ。
しかし、いつまで経っても落ち続ける浮遊感だけはそのままに、穴の底へ着く気がしない。
見上げれば暗闇の中に、落ちてきた穴の入り口が円くあかるい口を空けているが、それが遠い。
伊作はぞっとした。
穴の深さは尋常ではない。
この加速度で底に叩きつけられた日には、捻挫どころではすまないだろう。
藁にもすがる思いで懐を探ると、珍しい幸運、鉤縄の感触があった。
はやくなる落下の速度に耐えながら、三ツ鈎を軽くまわして、遠い穴の口目掛けて放った。
小気味よいほどによく飛んだ鈎の先が、白い光に飲み込まれる。
そして、縄を巻きつけた手首に、衝撃。
だしぬけに落下は止まった。
伊作は痛みに軽く顔をしかめると、直ぐに体勢を反して細い縄を登り始めた。



(出たら、直ぐに落とし紙を集めて、それから流石に綾部に言おう。こんな深い穴、危なくて仕方ない)
そう心で呟きながら、穴のふちに痺れかけた腕をかける。
崩れやすい土かと思ったが、案外その感触は硬かった。
いける、と一つ瞬いて、ついた手のひらに力をかける。
ぐいと半身を乗り出した途端、伊作の直ぐ目の前を、何かがもの凄い勢いで走っていった。
外の明るさに目が慣れてから、ようやく伊作はその実体を掴んだ。
赤、黄色、白、黒、様々な色と形をした大きなものが、爆音を響かせて次々と行過ぎる。
それが後ろに残す、火薬とも、野焼きの煙ともつかない黒煙が、と容赦なく伊作の顔に吹き付けられた。
鼻につく酷い匂いと、そして見開いた目を粉塵が襲う。
しかしその一切を気にも留めず、伊作は思わず一人叫んだ。

「て、鉄のイノシシだ!」

****************

早い話、これを言わせたかっただけさ!!!!!
伊作はちゃんと言ってくれそうです。
そんなところが大好きだなあ。
ああすっきり。超すっきり。
このあと大学生でジャンプ大好きの夢見がち青年食満に拾われるといいですね。
日用品にいちいち面白リアクションで驚けばいいと思います。
アニメで忍たまみたりするのかなあ…。
うわー。ちょっと自分冷静になったほうがいいかも。

しかし最近イロモノしか書いていない。
現パロの留三郎設定

小さい頃からジャンプで育ち、ジャンプ作品は俺の青春だくらいには思っている。
なので、タイムスリップもその延長ですんなり受け入れる。
家族揃って若干単純。
新学期を迎えると、毎度しょくまん呼びされることにうんざりしている。
でも律儀に「けまです」と教えてあげる。
仙蔵にケマトメと呼ばれてイライラする。
無自覚に気が弱い。
カッコいいものに憧れがある。



私、留さんのことなんだと思っているんだろう・・・
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